以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

薬の投与法
2002年7月

 薬の院外処方が多くなり、薬局でもよく説明してくれるようになりました。薬袋にも説明書きがはいっています。しかしよく理解出来ないことが多いと思われますので、薬のことをお話いたします。

[1、非経口薬(注射薬と外用薬)]

 直訳すると口を通さずに使用する薬です。薬を吸収させるにはさまざまな方法があります。
※注射薬

皮下注射、局所麻酔薬のような場合の注射。
筋肉注射、広範囲に効果が広がる注射。たいてい上腕、大腿に施します。
静脈注射、最もはやく血液に薬を注入する方法。

※外用薬

坐薬と浣腸薬
腸への直接的な薬物投与が、非常に有効な場合があります。例えば嘔吐している場合や意識不明で飲み込むことが出来ない場合など有効な治療を施すことができます。薬は腸の粘膜を通じて吸収されます。
また肝臓の働きが低下している場合も有効です。それは直腸からの血流は、必ず肝臓を通ってから全身を循環するからです。

局所薬
皮膚のように直接的にアプローチしやすい部位に用いる薬は、直接、目的の部分に塗布されます。クリーム、軟膏、点眼薬が仲間です。
他に、
・坐薬、浣腸薬は直腸に直接作用します。
・クリーム、ペッサリーは膣の状態を調整します。
・液体、錠剤は胃での効果を発揮します。
・トローチ、うがい薬は口の中やのどを整えます。

などがあります。


[2、経口薬]

 一般的な薬物の取り方で、口から服用して吸収する方法です。口から入る薬物は、固体にしろ液体にしろ、口腔や消化管の粘膜を通り血液に吸収されます。

経口薬はどのようにして効くか—経口薬は小腸で吸収されて血液にはいります。そこから肝臓を通り、全身を循環します。薬物は血液に入れば循環して適切な部分に到達します。例えば、膀胱炎の場合は膀胱に届いて効果を発揮します。
舌下投与一(舌の下に薬物を投じる方法)非常に早い効果が期待できます。血流が非常に豊富な口腔粘膜を通して薬物が吸収されるからです。狭心症などで大きなメリットといえます。
経口薬の吸収一薬物は消化管を通り、胃腸の粘膜から血液に吸収されます。吸収される割合は胃の内容物の有無や、胃の働き具合、pHといった要素が絡み合ってきます。

錠剤やカプセルはしだいに、または時間をおいて効果を発揮するように工夫されているので薬の服用回数を減らすことが可能です。


※薬は持続的に服用して効き目を発揮するのもや、頓服のように一時的なものがあります。自分で薬の量を減らしたり、飲むのを止めてしまわずに医師に相談してください。