以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

血液
2002年10月

 血液は生命を維持する酸素や、体を構成する栄養素を運びます。そして体組織で作られた老廃物を運び去る役割もあります。

[1、血液の循環]

 血液は体重のおよそ8%です。体の大きさにほぼ比例します。
 平均的な成人男性の体には約5リットルの流れています。成人女性は約4リットルの血液が流れています。

血液は動脈、毛細血管、静脈の血管を循環しています。これが体中の組織や器官に血液を運び、各器官から心臓へ血液を送り返すのです。
平均的男性の血液量
動脈 1,200ml
毛細血管 350ml
静脈 3,400ml


 このように、循環している血液の大部分は静脈にあり、毛細血管は少量です。
 心臓へ戻る静脈血は動脈血と比べ黒ずんでいますが、これは酸素が少ないためです。酸素のおおい動脈は鮮紅色で、小さな切り傷から流れる毛細血管は、動脈血より少し鈍い赤色です。

[2、血液の生成]

 ほとんどの血液は、骨髄(骨の中心の柔らかい部分)で作られ、これを赤血球造血といいます。血球の中には、脾臓で生成されるものもあります。

 子供の場合は、主として長官骨(手足の骨)の骨髄で作られます。成人の場合は主に骨盤など扁平な骨で作られます。

 血球生成は驚異的な速度で行われ、骨髄では24時間ごとに何十億個もの新しい赤血球が産生されています。このような速度で赤血球が大量に作られるのは、血液細胞の寿命が非常に短いためです。平均的な赤血球の寿命は80~120日で、毎秒約200万個の赤血球が死んでいきます。

[3、血液の成分]

 血液は数種類の重要な成分から構成されています。血漿の中には赤血球、白血球、血小板が浮かんでおり、細胞の種類ごとに異なる役割を果たしています。

赤血球 圧倒的多数の細胞で、ヘモグロビンという色素を含み、ヘモグロビンは鉄を含む科学物質で、肺の中で酸素を取り込みます。
白血球 体を病気から守るために欠かせないものです。
血小板 小さな細胞で血管が切れたり損傷したりすると、物に付きやすい血小板が損傷部分に付き、お互い同士も付着します。傷に栓を作って止血します。