
| 腎不全 |
2003年4月
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腎不全とは腎臓が十分な機能を果たせない状態で、通常、腎機能が本来の30%以下に低下すると、腎不全と診断されます。
腎臓は体に備わったろ過組織で、体内の水分量と体液濃度を一定レベルに保ちます。この科学的調節で毎分1リットルの血液を処理し1mlの尿が作り出されます。
腎臓の機能が低下すると体液成分の均衡が崩れ、代謝によって生成される老廃物も排泄されなくなり、毒素、特に尿素が蓄積し始め、体の正常な機能が失われます。
腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があり、急性腎不全は腎機能の回復を目指し、慢性腎不全は低下した腎機能の状態で症状の出現を予防することと腎機能悪化を防ぐことを目指します。
[腎不全の原因]
腎機能障害は、腎臓自体の異常か、病気の副作用の結果、起こります。
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先天性異常
先天的な異常は胎児の腎臓形成の際に起こります。 |
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遺伝的異常
成人腎多嚢胞性疾患で、通常、高血圧や血尿を引き起こします。その他、アルポート症候群があり高音難聴や目の異常とともに、炎症(腎炎)を引き起こします。 |
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後天的異常
最も多いのは糖尿病による合併症として起こる糖尿病性腎症です。失明や足の潰瘍を伴うことが多く、高血圧や高血糖の治療が、病気の進行を遅らせるのに役立ちます。 |
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腎血管性異常
高齢者や糖尿病患者の腎障害の主な原因で、腎血管内の脂肪沈着によって起こります。 |
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高血圧症
高血圧は、腎疾患の原因でもあります。 |
[腎臓透析]
腎機能が10−15%に低下すると尿素とレアチニン(ともに尿中)カリウム値の上昇等がみられ、多くの体機能の崩壊を引き起こすことになり「透析」というろ過、分離法が必要になります。これは、血液から代謝老廃物を取り除いたり、ミネラルのバランスを正常化する人工的な手段です。
透析には血液透析と腹膜透析があります。
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血液透析
血液を取り出し透析装置を通して体内に戻す方法です。患者は週3回、1回4時間の人口透析を受け、普段の生活では、カリウム、塩分、水分の制限に注意を払います。 |
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腹膜透析
患者は1日4回の交換を行い、一晩中腹部に液体を残したままにします。家庭や職場で用いられ血液透析より日常生活に適しています。 |
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