以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

= 高血圧の予防について =
2004年9月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

[高血圧と動脈硬化]

 高血圧になりますと、全身の血管や心臓の血管に負担を与え、血管がもろくなってしなやかさを失ってきます。
 この状態を動脈硬化と呼びます。また、コレステロール等が高い高脂血症などになりますと、血管壁に脂肪がたまり易くなります。その結果動脈が狭くなったり、もろくなったりします。これもやはり動脈硬化という訳ですが、この様な血管に血液を通すには高い圧力を必要とします。
 以上の様に、動脈硬化と高血圧症とは切っても切れない密接な関係にあります。


[しのびよる悪魔−高血圧症]

 高血圧が出現したといっても、たいがいこれと言った症状がある訳ではありません。
 高脂血症ではそれによって引き起こされる合併症がこわいのです。合併症の代表的なものは、心臓病(心筋梗塞、狭心症、心不全)と脳卒中(脳血栓、脳梗塞)があげられます。脳卒中の後遺症で、長年寝たきりになっている方も少なくありません。

[減塩のすすめ]

 高血圧は典型的な「生活習慣病」の一つです。したがって、悪い生活習慣を改善することによって、血圧をコントロールすることが十分可能なわけです。
 とくに食塩に敏感な体質(遺伝子)を有する家系の人は勿論、一般の方も次の項目を守って、高血圧を予防することが大切です。

 1) 高血圧を上げる作用のある食塩の摂取量を1日10g以下にする。
                                      (理想は7g以下)

 2) 動物性脂肪の取り過ぎ、食べ過ぎに注意し、高血圧の引金となる肥満防止に
   努める。

 3) ストレスは血圧を上げますから、ストレスをためないように、上手に気分転換
   をはかる。そのためにも毎日適度な運動を行なう習慣をつける。