| =最 新 か ぜ 情 報 = |
| 2005年1月 福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男 |
| [かぜウイルスはごまんといる]
また、かぜが流行る時期になっています。現在では、かぜのほとんどがウイルスに感染したことによって起こることは常識になっています。かぜの病原体となるウイルスは、今のところインフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど約10数種類があげられています。 ただし、かぜの原因はウイルスだけによるものではありません。身体の抵抗性が大きくものをいうので、日頃体調を崩さぬように節制することが求められている訳です。 ところで、近頃福島地方では(もしかしたら全国的に)、いつもとちがうパターンのかぜが流行っているようです。症状としては、軽い発熱があったりしてかぜと思っているうちに、突然吐気や嘔吐、下痢(ひどい時には水様便が頻回に出る)、軽い腹痛が出るなどを訴える人が多くみられます。これは感染性あるいは感冒性胃腸炎と呼ばれるものですが、昨年の暮れから新聞・テレビで問題になっている「ノロウイルス感染症」とそっくりな症状を呈しています。ノロウイルス感染症は二枚貝 そのうち特に「生ガキ」を喰べた人々の間で起こりやすく、集団中毒のような形で広がって行くようです。しかし、下痢、嘔吐を主症状とした今流行っているかぜは特に思い当る食品をとっていなくてもかかる人が多く、その原因はおそらくノロウイルスではなくて、それに近い別種のウイルスによる感染かと思われます。 かぜウイルスはマスクのガーゼを楽々通りますので、マスクで完全に防ぐことはできませんが、ある程度の効果は期待できますから、人ごみに出かけるときはかけたほうが望ましいです。 また、かぜウイルスのたくさん付いた物(いちばん危ないのはドアの把手)を触った手で鼻をこすったり、食べ物を口にしたりすると感染しやすくなります。 ですから外出から帰ったら必ず石けんで手を荒い、うがいでのどに付いたウイルスを洗い流す習慣をつけましょう。 また「冬のカキ」は必ず火を通してから食べるようにすれば安心です。 |
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