
| あなたの心臓大丈夫?=生活習慣病における心臓病(2)= |
2005年4月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男
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| [虚血性心疾患は生活習慣病]
一口に心臓病といってもいろいろな種類がありますが、そのうちでも最も多くみられる病気は虚血性心疾患であることは、前号でも述べました。
虚血性心疾患は主として冠(状)動脈の「動脈硬化」が引き金となって起こります。
動脈硬化は生活習慣病の一つとなっていますから、生活習慣病の予防が即ち虚血性疾患の予防になるということを強く認識して下さい。
[動脈硬化の成立ち]
動脈硬化とは文字通り動脈のしなやかさが失われている状態をいいますが、高血圧や高脂血症(血中のコレステロールや中性脂肪などの脂肪分が多いこと)がその誘因となります。
血中の脂肪成分が多くなりますと、血管の壁に沈着し易くなり、それが重なると血管の内腔は狭くなってしまいます。
また高血圧は血管を圧迫してダメージを与え、管壁をもろくします。こうして血液の流れが滞りがちになる訳で、前回で述べたように膨大な仕事をしなければならない心臓にとって、これがいかに大変なことであるか容易に理解できますね。
[虚血性心疾患の種類]
さて、虚血性心疾患はほぼ二つのタイプに分けることができます。
一つは冠動脈がコレステロールの塊などで狭くなったり、血管が収縮して細くなったりして血流が一時的に虚血に陥った場合で、「狭心症」と呼ばれます。
もう一つは、血管内腔が完全に詰まってしまった場合で、「心筋梗塞」と名付けらけています。 この状態では、梗塞した先の心筋には酸素や栄養分はまったく供給されないので、その部分は死んでしまいますから、残りの心筋で何とか生命を維持していくしか方法がありません。 (この項まだ続く)
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