以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

=乳房自己検査のコツ=
2005年8月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

  前回では新しい乳癌検診体制が発足し、受診する回数も2年に一度と少なくなったことをお話ししました。この間に乳癌が新しく発生しない保証はどこにもありません。
 その間はぜひ乳房自己検査(自己検診)を2~3ヶ月に1回実行し、自分の身は自分で守るようにしましょう。

1)最も大切なことは、あお向けに寝て調べる側の手を頭の上に上げて検 査することです。従来の方法では座ったままでよいとされましたが、これでは深いところにある『しこり』はよくわかりません。
胸の裏側の背中に折ったタオルなどを入れ、胸をそらせるようにします。こうすれば乳房がうすくなって探しやすくなります。

(図1)
 


2)次に調べる反対側を指をそろえて伸ばし、乳首より内側の部分から胸の中央へ向かって指のはらを滑らすようにして調べます。指でしこりをつまむようにして探してはいけません。

(図2)



3)同じ姿勢のまま、今度は外側から内側へ力をいれないで、滑らせるようにして調べます。さらに上げた腕を下げ、同じように調べます。

(図3)



4)反対側の乳房についても同じようにして調べます。

5)その他、鏡に向って見る皮ふの変化の観察や脇の下のリンパ節を調べるのは、従来と同じでよいでしょう。
以上のような要領でやれば、直径1.5cm前後(1円硬貨大)の『早期のしこり』を見付けることができるようになります。これも日頃やりつけていませんと、いつもと違う感じが得られません。この「いつもと違う感じ」が早期発見の手がかりになるからです。