以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

現代版食い合わせ(その2)
2006年4月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

 前回では主として「食品と薬」についての食い合せをお話ししましたが、今回はそれだけでなく、健康食品(サプリメント)について知っていただきたい情報も含めてお話することにします。
1.『サプリメントの中には、薬の作用を妨げる成分を含んでいるものがある』
(1)先月号で、心筋梗塞・脳梗塞の再発予防に用いられる「ワーファリン」服用時に納豆・クロレラを食べるのは絶対にダメといいましたが、それはワーファリンの効果を弱めるからです。
(2)逆に薬の作用を強めてしまう食品もあります。「ウコン・イチョウ葉エキス・EAP」  
はワーファリンの作用を増強するため、チョットした傷でも血が止まらなくなる恐れがあります。今話題の「コエンザイムQ」も同様で、米国の権威ある医学誌に警告が発表されました。
(3)「グルコサミン」はコレステロールや血糖値を上げる恐れがあることをどの位の人が知っているでしょうか。高コレステロール血症や糖尿病のある患者さんは避けるべきです。今「膝の痛い人のために」と盛んに宣伝されているグルコサミンですが、広告代のほしい新聞、テレビとしては、この点についてほとんど触れていません。
2.さて、何らかの病気で薬を服用しながら、サプリメントを利用している人は3割以上いたそうです。逆にサプリメントを利用していることを医師に告げなかった患者さんは75%もいるとある調査機関は伝えています。
  2回にわたって紹介した事例はほんの一部で、まだまだあります。このように薬とサプリメントは密接な相互作用がある場合がありますから、利用しているかどうか聞かれなくても、必ず医師に話しておきましょう。