以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
JA福島厚生連からの最新の情報は、TOPページからご覧ください。



Dr.メッセージ

オシッコが気になるとき=
2006年6月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

 最近高齢化が進むにつれ、男女ともオシッコについて悩む人が増えてきました。今月はまず男性についてお話しします。
男性には、膀胱のすぐ下に「前立腺」という男性特有の腺があって、尿はこの中をくぐる尿道を通って排出される構造になっています。前立腺は精子を守る液を分泌しますが、構造上排尿に影響することも容易に想像できると思います。
前立腺は年をとるにつれ、自然に肥大する傾向にあります。すると尿道が圧迫され、尿の出が悪くなります。50才以上になりますと、何となく尿の出の勢いが弱くなったと感じる人が多くなるのはそのせいです。ある統計によると、55才以上の人の3人から5人のうちの1人が前立腺肥大症となっており、そのうちの10%が治療を必要としているといいます。
尿の出方に関する専門科は「泌尿器科」ですが、尿の出が気になる方でもいきなり泌尿器科を受診することに抵抗感をおぼえる方も多いようです。それで診察をうけることなく、テレビで宣伝されている薬(?)をひそかに飲んでいる方もいるようです。しかしこれでは治療の時期が遅れてしまう場合もあります。
このような方のために、ぜひ利用していただきたい簡単なアンケート用紙が用意されています(国際前立腺症状スコア)。これに記入していただきますと、ぜひ受診しなければならないか、それとも様子をみてよいか判断できます。スペースがないので、ここには掲載できませんが、やってみたい方は当診療所にも用意してありますから、気軽にご連絡下さい。
(TEL:024−554−3488)