以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

おしっこの悩み(女性編)「尿漏れ」解消法
2006年7月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

 《ついうっかりと出てしまって・・・》
 若い方はあまりピンとこないかも知れませんが、中年以降の女性で尿漏れについて悩む人はけっこう多いもので、恥かしがって医師に相談しない人も多いようです。
 くしゃみをしたり、お腹に力をかけたりした時に、不意に尿が漏れてしまうタイプが最も多く、「お漏らし」の7~8割を占めています。このタイプは腹圧性尿失禁と呼ばれます。

《原因と対策》
 女性でも、出産経験がある人で肥満の人ほど起こりやすいです。このような人たちは、尿道や膣の周りを絞めている筋肉(尿道膣括約筋)が緩みやすいからです。
 ですからこの筋肉を鍛えて、絞める力を強めてやればよいわけで、下着がぬれるのを気にする程度なら訓練で7~8割軽快するといわれています。
尿道括約筋を直接鍛える方法はありませんが、これと8の字型に連携している肛門括約筋と骨盤底筋群を鍛えることによって効果が得られます。
 具体的な訓練法としては、お腹をしぼりながら肛門の筋肉(肛門括約筋)を上に持ち上げるようにして強く締めます。そのまま五つ数えます。その後息をはきながら同じことを繰り返します。この運動を10回続けて1セットとします。1回のうち暇をみて4~5セットを目安にして続けますと約2ヶ月程で効果が現れます。
 また、肛門絞め方運動はいろいろな体位でやるとさらに効果的です。例えば「床に手足をついてお馬さんの姿勢で」「布団の上で横になり腰を浮かしながら」など工夫しながらやることが飽きないで続けることのコツでしょう。