以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

こんな方はご用心
2007年1月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
 明けましておめでとうございます。早いものでこの欄を担当してはや3年が過ぎました。今年も組合員の皆様の健康に役立つ情報を提供するよう努めますので、よろしくお願いいたします。

楽な手術を求めるならまず早期発見を

 最近のがん治療の流れとして、消化管(胃や大腸など)のがんもお腹に小さな穴を開けるだけの内視鏡的手術が行われるようになりました。こうすれば癌の手術といえども術後の痛みもほとんどなく早期退院も可能です。早期であれば完治も期待できます。
 その早期発見のため、がんに罹りやすい人は特に注意が必要です。がんに罹りやすい体質の人は、「ハイリスク群」(がんに罹る危険度が高いグループ)と呼ばれて、特に積極的に消化器の癌検診を受けなければなりません。
 消化器がんのハイリスクグループとは、次の4項目のうち2つ以上ある人のことをいいます。

(1) 40歳以上の男性
(2) 胃十二指腸潰瘍・肝炎の既往を有するもの。
または過去に消化管手術を受けたことがあるもの。
(3) 糖尿病、高血圧症、高脂血症など生活習慣病のあるもの。
(4) 家族にがん罹患歴(消化管とは限らない)のあるもの

このようなハイリスクグループに属する方は必ず年一回の消化管検査(胃大腸内視鏡検査、胃大腸レントゲン透視検査)を受けるべきで、しかも75歳まで続ける必要があります。思い当たる方はぜひ心に止めておいて下さい。