以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

突然死を救うのはあなたです(後編)
2007年6月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
 最近次のような新聞記事を目にしました。運が悪ければ突然死になりそうな事件です。
 「平成19年4月30日、大阪近畿地区高校野球大会予選が行われた。そのうちの一つの試合で、打球が投手の胸を直撃してしまったアクシデントが起こった。投手はその場に崩れ落ちるように倒れた。たまたま近所に住む消防士(救急救命士)が観戦中であったが、すぐマウンドに掛けより、脈を見たところ脈がまったく触れなかったという。幸いそのような事態に備えた高校備え付けの
AED(除細動器)が現場にあったので、救急車がくる前に、すぐそれを用いて電気ショックを与えたところ脈の拍動が再開した。その後救急車が到着し、無事病院に搬送された。1週間ほどの入院で済む見込みである。」とAEDがいかに有用だったか伝えていました。
 ところで、この様なケースでは、偶然に救急救命士がいたから助かったのでしょうか?そうそういつも救命のプロがいるとはかぎりません。そのような時はどうしてもあなたのような一般人の協力が必要なのです。
 AEDは特別な訓練を受けなくても使えるようにできています。機械のふたを開け、説明書どおりに電極を胸に貼り付けるまでやって頂かなくてはなりまでせんが、後は機械が音声ガイドで指示してくれます。スイッチを押してよいかどうかまで機械が指示しますから、その通りにやっていただければよいだけです。特に難しい操作はありません。そのような場面に遭遇したらぜひ実行してください。
 AEDは今全国のいたるところに配置されつつあります。しかし、その設置場所や使い方はあまり知られていないように思われますが、みなさんはどう感じておられますか?
 せっかく大きな予算を掛け設置しているのですから、行政側は設置しっ放しにすることなくもっとPRすべきですし、一般の方にももっと関心を持っていただきたいと思います。