以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

温泉の上手な入り方(2)
2008年8月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
温泉に入っている時間と温度
 先月はお湯の温度は40度以下で少しぬる目の温度がよいと述べましたが、入る時間はどの位かというと、ゆっくりと20分位かけるのが理想とされています。私も吾妻山の微湯温泉に入ったことがありますが、さすがにぬるいのが売り物の温泉らしく、20分入っても上がれませんでした。
 しかし、福島周辺の温泉は一般的に熱すぎるように思えますが、皆さんはどう感じていますか。特に飯坂温泉の共同浴場は慣れない人たち、特に観光客にとっては熱すぎるようです。昔から愛浴している地元の方々は平気で、かえって水でうめると入った気がしないといっています。ですが、43度以上の湯温は体に悪いことが証明されていますから、少しずつぬるいお湯に入るよう体を慣らしていくべきでしょう。特に地元の愛浴者は年々高齢になっているわけですから、習慣を変える努力をしてほしいものです。何しろ、入浴中の死亡事故は年間300人を超えるくらいになっているそうですから。〔平成19年度消防庁調べ〕医者のお説教と思わないで考えていただけませんか。

最も体に負担をかけない入浴法とは
 さて、前回は半身浴の効用を載せましたが、実はもっと効用のある入浴法があるのです。それは「寝湯」という入り方です。最近の温泉施設にはどこでも備えてあるようですが、深さ30cmくらいの浅い浴槽があります。これを利用しない手はありません。ここに寝て入ると、心臓の位置は水面すれすれですから、全身浴となっているにもかかわらず、心臓には全く負担は掛からない事になります。特に血圧の高い方、心臓病のある方にはお勧めです。ぜひ試みてください。