以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

疲れるほど働いたから運動は十分か
2008年9月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
 この夏は暑い日が続き、水不足が心配されていますが、桃の甘さは格別のようです。おかげで毎日桃を取り過ぎて、「桃太り」しそうで困ってしまいます。これからは運動とダイエットに一層努めなくてはと覚悟しているところです。

 さて、農家の皆さんの健康診断をよく引き受けていますが、こんなやり取りがしばしばあります。

 私が「肥満と血糖値が少し高いですね。運動と食事の量を減らす必要があります」といいますと、受診者の方は「農作業でくたくたになるほど働いていますから運動は十分していると思いますけど、一向に痩せません」という返事が多く返ってきます。私「肩は凝りませんか」、受診者「はい」。私「腰は痛くなりますか」、受診者「はい」。つまりこれから分かることは、体を使う労働では特定な筋肉しか使っていないということです。

 生活習慣病やメタボリック症候群の改善のために、ダイエットとともに運動が強く勧められていることはよくご存知と思いますが、闇雲に運動すればよいという訳ではありません。運動を最も効果的にするには、全身の筋肉をまんべんなく使ってやる必要があるのです。

 全身運動としては「ウォーキング{速歩}」が薦められています。ウォーキングの強さは「散歩」と違って少し汗ばむ程度がよいでしょう。いつもより歩幅を広くし、腕も大きく振ってサッサと歩くのがコツであり、理想的といえるでしょう。