以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

慢性閉塞性肺疾患COPDとは(1)
2008年11月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
 咳が多かったり、痰がゼロゼロと多かったり、あるいは喘息のように呼吸がゼイゼイ、ヒューヒューして息切れひどい・・・こんな症状がよくあるという方が最近増えてきました。このような状態は昔「慢性気管支炎」あるいは「肺気腫」と呼ばれていましたが、現在はこれをまとめて「慢性閉塞性肺疾患」COPDと呼ぶことになりました。
 COPDの予備郡(潜在的患者)は全国で約530万人いると推定されています。治療を受けず重症化すれば、ひどい息切れなどのために、日常生活に大きな支障が生じます。最近はこのような老人が増えたため、介護度認定の際に問題となって、注目されるようになりました。
 COPDの早期診断、早期治療が大切なことは、癌など他の病気の場合とまったく変わりません。しかしCOPDに対する認識が一般市民に広まっているとはまだいえないように感じています。
 COPDになり易いかどうかは呼吸機能検査である程度予測できます。ですが、その前に喫煙がCOPDを進行させる強い因子であることをまず認識して下さい。次回は自分の肺の健康度を自覚する目安としての「肺年齢」についてお話する予定です。