以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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Dr.メッセージ

病院の言葉をわかり易く。
2010年1月
福島県農協会館診療所
所長 伊勢 重男

福島県農協会館診療所 所長 伊勢 重男
 新年明けましておめでとうございます。

早いもので私がこの本欄を担当して、6年目に入ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

 今回は、国立国語研究所で調査した「分かりにくい医学用語、誤解され易い用語」の代表例を解説します。(「 」内は、このように使われている例です。)

・イレウスー腸閉塞。腸管の一部がふさがってしまう状態。

・寛解(かんかい)  =病気そのものは完全になおっていないかも知れないが、症状が軽減または消失している状態。「関節リュウマチは寛解しています。」

・重篤(じゅうとく)=先月号で解説しました。

・浸潤(しんじゅん)=医学的には、癌細胞が正常組織の中へしみ込むように侵入し、増大すること。

・生検(せいけん)=「バイオプシー」人体組織の一部を切り取って顕微鏡で悪性かどうかを調べること。
「胃ポリープを生検した結果、良性でした。」

・せん妄(せんもう)=錯覚や幻覚などで意識がもうろうとなった状態。高熱や認知症に伴う。

・耐性(たいせい)=抗生物質や薬に対する細菌の抵抗力をいう。「この細菌には耐性がついてペニシリンは効かなくなってきています。」

・予後(よご)=病気についての医学的な見通し。「予後不良で見通しは暗いです。」

・頓服、頓用(とんぷく、とんよう)=病状が強い時に1回だけ服用すること。「熱が出たら、この熱さましを頓用して下さい。」

・腫瘍(しゅよう)=体の細胞が勝手に過剰に増殖する病変。良性と悪性に分れる。

・ショック=全身を循環する血液が不足して、急激に血圧が低下する危険な状態。

冷汗、顔面蒼白などを伴う。「出血性ショック」「心原性(心臓不全由来)ショック」


まだまだ一般の人が初めて聞くと分りにくい言葉が多数あります。(漢字で示されると分るという言葉もありますが)とにかく分りにくい言葉があったら、遠慮なく質問することが大切です。