以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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農家の皆さんへ

体温の調整
2005年4月22日放送
本 所
健康福祉対策課 中山 真一

 体温の調整についてお話いたします。
体温は脳の視床下部という中枢で調節されています。 外気温の上昇や下降に合わせ、体温のバランスを保つために人間の体はさまざまな機構をうまく働かせています。

<体温調節>
はじめに、体温調節ですが、ヒトの全ての組織は熱を生産しますが、ほとんどの熱は肝臓、心臓、脳、内分泌線、といった、最も働きの活発な組織によって生産されます。
また筋肉も熱を産生し、体熱の25%は安静時の筋肉によって生じます。活動時の筋肉は他の組織の40倍の熱を発するといわれ、体を動かすと温かくなるのはそのためです。

<恒常性>
次に、恒常性について。通常は周囲の状況とは無関係に一定の体温を保ちます。このように、外気の温度の変化にかかわらず一定の内部環境を持続させる働きが「恒常性」です。
その利点の一つは、体温上昇の危険性を大きく減少させることです。極端な体の過熱は、神経系統を抑制し、けいれんを起こしたり、死にいたる場合もあります。
無意識の体温調整は 視床下部で行われ、サーモスタット機能と同じ様なものです。
ヒトは寒さを感じると、肩をぐるぐる回したり、もう1枚重ね着をしたり、暖かい所へ移動したり、といった行動を取ります。
その他の無意識の反応は「震え」です。筋肉の収縮・弛緩をかなりの速さで繰り返される為、休止時より4,5倍も多く熱を発生します。

<熱放散の調整>
体の表面近くの毛細血管が収縮し、皮膚の血流を減少させ、顔色が青白くなります。
同時に皮膚上の体毛を起立させます。体毛の多い哺乳類は暖まった空気層を閉じこめる働きをします。
しかし人間は鳥肌程度で熱放散の抑制の効果はほとんどありません。

<体全体の体温調整>
寒冷に長時間さらされると生命維持の為、体幹(内臓)の血流を主とし手足の血流を少なくします。そのため凍傷は指先から起こります。

<熱を下げる仕組みは>
まず、皮膚表面の毛細血管を拡張し皮膚を通じて熱を放出します。
汗は、汗腺で作られた汗が蒸発する時、皮膚の熱を奪い取ります。空気が乾いた状態なら、発汗は非常に効果的な冷却法です。乾燥した環境下なら、ヒトは65℃の高温環境にも数時間は持ちこたえられます。そうでないとすぐにオーバーヒートとなります。

<最後に>
春先は温度が日によって大きく変化したり、最低気温と最高気温の差が大きい日もあり、体調を崩しやすい次期です。本日の話を参考に体調を壊さないようにしてください。