以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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農家の皆さんへ

メタボリックシンドローム
2007年3月23日放送
農村健診センター
看護師 近藤 栄子

 おはようございます。
今日、担当いたしますのは、JA福島厚生連農村健診センター看護師の近藤栄子でございます。
 まず、最初に農村健診センターの案内をさせていただきます。事業の内容は、巡回健診を主な事業としておりまして、会社やJA職員の健康診断、地域住民の方々の胃の検診を行っております。JA組合員の方には、JA福島共済福祉事業団と連携した健康増進活動の推進に取り組んでおります。
 17年度の利用状況ですが、JA職員等の定期健康診断は10,118人、地域住民の胃の検診は11,784人、農家組合員の健康診断は3,848人ご利用いただいております。

私の仕事は看護師ですので、職場の健康診断やJA組合員対象の健康増進活動で、今話題になっているメタボリックシンドロームについてお話ししたいと思います。みなさんは生活習慣病という言葉を聞いたことがあると思います。この生活習慣病の主なものに高血圧、高脂血症、糖尿病などが知られていますが、これらの共通の原因となるのが、内臓のまわりに脂肪がたまる内臓脂肪型肥満といわれる状態です。内臓脂肪がたまった状態でいると動脈硬化の危険度が増し、心筋梗塞や脳梗塞にかかりやすくなります。
このように内臓脂肪型肥満を背景にして、複数の生活習慣病が合併している状態をメタボリックシンドロームといいます。
まず、みなさんのおへその上で腹囲を測ってみてください。男性で85センチメートル以上、女性で90センチメートル以上ある方で、定期健康診断か病院で1.コレステロール値が高い。2.中性脂肪値が高い。3.善玉コレステロールのHDLコレステロールが低い。4.血圧が高い。5.血糖値が高い。この5つのうち、2つ以上当てはまる人はメタボリックシンドロームになっていると言われています。
それでは、メタボリックシンドロームにならないようにするにはどうしたら良いでしょうか。
そこで自分の生活習慣病を見直してみましょう。

 1.肥満を解消しましょう
 2.食習慣を改善しましょう
 3.運動はこつこつと継続的に行いましょう。

 まず、第1に肥満解消ですがまとめ食いや早食い、食べすぎなどの悪い食習慣を改め肥満を解消しましょう。第2に食習慣ですが、食事は健康の源です。適切な摂取エネルギーの範囲内で和食・野菜中心のバランスの良い栄養を取り、一日三回規則正しく食べましょう。また塩分は控えめで薄味に慣れた生活をしましょう。第3に運動についてですが、運動は体力の維持・増進のほか肥満防止内臓機能の活性化、ストレス解消にも効果があります。車を使わずに歩いたり、エレベータを使わず階段を歩きこまめに運動していきましょう。
 また、タバコは血管を収縮させるほかに、善玉のHDLコレステロールを減らしたり、悪玉のLDLコレステロールを酸化したりして動脈硬化を進め、心筋梗塞や脳梗塞の引き金になります。やめるように努力しましょう。
 なお、自分の標準体重は身長×身長×22で計算できます。たとえば身長が165センチメートルの人ならば1.65×1.65×22で59.9キログラムとなります。

 みなさん内臓脂肪を少しでも減らし、生活習慣病からおこる心筋梗塞、脳卒中、糖尿病などのリスクを減らし、快適で豊かな生活を送れるようにして行きましょう。