| 生活習慣病の食事療法について |
| 2007年11月30日放送 鹿島厚生病院 栄養科 管理栄養士 山内登志子 |
| 生活習慣病というのは、平成8年に厚生省(今の厚生労働省)が成人病に代わる病気の概念として新しく提唱しました。皆さんもご存知のとおり、主に生活習慣によって発症する病気のことです。高血圧、高脂血症、糖尿病などがあります。 生活習慣病は、環境や遺伝の影響も大きく、生活習慣を改善することで病気を予防することができます。また、初期の生活習慣病は自覚症状がほとんどなく検診を受けて初めて気づくことがあります。 検診を受けることで病気の早期発見、早期治療が可能となります。病気になる原因には、 (1)外部の環境(病原体、有害物資、事故、ストレスなど) (2)遺伝(遺伝子異常、加齢など) (3)生活習慣(食生活、運動、喫煙、飲酒、休養など) の3つがあります。 健康をつくる8つの生活習慣を皆さんはいくつ守っているかチェックしてみましょう。 (1)毎日朝食をきちんと食べている。 (2)1日平均7~8時間の睡眠時間をとっている。 (3)栄養のバランスを考えて食事をしている。 (4)タバコは吸わない。 (5)運動や定期的にスポーツをしている。 (6)アルコールは適量飲んでいる。(日本酒なら2合未満、ビールなら大瓶2本未満) (7)労働時間は1日9時間以内である。 (8)自覚的なストレスはそんなに多くない。 該当7~8個=良好、5~6個=普通、0~4個=不良、いかがでしたでしょうか。 ところで、生活習慣病を予防するには、1日3食バランスよく食事をとることが大切です。ポイントを上げてみます。 (1)1日3食規則正しく摂る。 (2)主食は適量を、副食(魚、肉、卵、豆腐)は1日1~2皿、毎食種類を変える。 (3)野菜は毎食摂るように心がける。(食物繊維、ビタミン、ミネラルの供給源) (4)油を使った料理は1日2品までを目安に。(油はカロリーが高いので摂りすぎないように) (5)汁物は1日1杯、漬物は薄味で1日1回。(塩分の摂りすぎを防ぐためです) (6)果物は1日1品、牛乳はコップ1杯。(果物は食物繊維やビタミンを摂るために必要です。ヨーグルトなども1日コップ1杯程度、摂りすぎに注意しましょう) (7)嗜好品のアルコールや菓子類は制限する。(回数や量を決めて摂ります。) 皆さんの食事はいかがでしょうか。きちんと守られていますか。 また、生活習慣病があり標準体重を超えている人は、体重を2~3kg落とすだけでも血圧やコレステロール値、血糖値が改善することが多いので、体重のコントロールも必要です。 さらに運動不足は生活習慣病の一因ですので、日頃から活動的な生活が大切です。運動は“安全に、楽しく、効果的に”実践しましょう。 12月に入り年末を迎えると、忙しさで体調をくずしやすくなります。これからは皆さん一人一人がさらに自己管理に心がけて病気にならないよう予防しましょう。 |
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