以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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農家の皆さんへ

胃ガン検診について
2009年3月20日放送
農村健診センター
瀧口 政幸

おはようございます。
JA福島厚生連 農村健診センターです。
今朝は私、瀧口政幸が胃ガン検診についてお送りいたします。
胃ガンは、日本人に非常に多いガンとして知られています。胃ガンの原因として考えられているのが食生活です。塩分の過剰摂取、動物性食品の摂取などが挙げられています。その上ビタミンの摂取不足が目立ち、これは非常に悪循環といえます。それからこれは胃ガンの原因の中でも大半の理由を占めますが喫煙はやはり大きな原因の理由として挙げられます。これはたばこの中に含まれる有害物質が胃の粘膜を刺激して胃ガンの原因を作り出すとされています。
 当センターは、巡回健診が専門で県南市町村の胃ガン検診、それから会社の職員健診、更に、農協共済福祉事業団主催の健康増進活動も行っております。
その中でも、毎年実施している県南市町村の胃ガン検診は、31年間実施しております。
胃ガン発見数は、近年20人前後の方が見つかっております。
放射線技師は発見率向上のため、毎年、造影剤や撮影方法などについての研究を実施しております。
 ここで、よりよい胃ガン検診を行うための注意点について述べたいと思います。
胃ガン検診を受ける前の日には、午後9時前までに食事を済ませて、当日は、食事をとらず、薬、たばこも健診が終わるまで控えるようにしてください。
検査後は、出来るだけ早くバリウムを排泄させる必要がありますので、お渡しする下剤を早めに多めの水で飲んでいただき、帰宅後も出来るだけ多くの水分をとるように心がけてください。
検査結果で、精密検査を勧められた方は、最寄りの医療機関ですみやかに受診することをお勧めいたします。
 それから、お知らせが一つございます。
白河厚生総合病院では平成20年5月の新築移転に伴い、PET/CT検査が稼働しております。
これによりPETガン検診を始めました。
現在、日本における死亡原因の第一位はガンで、総死亡者数の約31%といわれています。しかし、「ガン=死病」ではなく、ガンは転移を起こさない早い時期に発見し、適切な治療をすれば多くの場合は治すことができます。つまりガンはいかに早期発見をするかが重要になってきます。そこで、ガンの早期発見の方法の一つとして、近年もっとも注目されている検査方法がPET検査です。
 PET検査は、陽電子放出断層撮影といい、CT、MRI検査と同じように横になった状態で、一回の検査で全身を撮影し、ガンを発見する検査方法で、頭部、胸部、腹部といった特定の臓器を個別に調べるのではなく、全身の臓器を一度に隈なく調べます。
 また、PETはガンを早期発見するのに役立つだけでなく、治療の方針を立てたり、治療の効果判定などに大きな力を発揮します。PET検査は従来の検査方法に対し、ガン発見率が約10倍にもなります。また、PET検査とCTを同時に行う「PET-CTシステム」の導入により、より早く、より正確に病巣を発見することが可能になりました。
 平成20年5月1日から現在までに、250人以上の方にPET検診を受けていただいております。
 ガンでない方には「大きな安心」を、ガンの早期発見の方には適切な治療方針を提供することができました。
「ガン保険に入っている」ことは、ガン予防ではありません。また、一般的な健康診断だけでは発見できないガンも数多くあります。
やはり、ガンは早期発見、早期治療が肝心ですので、定期的に検診を受けましょう。
その他にも、いろいろな健診がございますので、詳しいお問い合わせは、白河厚生総合病院 PETセンターまでご連絡ください。
 今朝は、農村健診センター瀧口政幸がお送りいたしました。