
| 塙厚生病院の近況報告(平成22年12月17日ラジオ福島で早朝放送) |
2010年12月17日放送
塙厚生病院
外科部長 金澤匡司
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お早うございます。本日は塙厚生病院外科の近況報告をさせていただきます。
刻々と進化する医療に対応するため、医療機関では日々、診療内容の充実を図っていくことが必要となっております。今回は、当院外科でのそうした取り組みについての近況をご報告申し上げます。
まず塙厚生病院外科では、昨年度から常勤医を2人から3人に増員して診療の体制を充実させ、外科診察や手術、病棟の術後管理といった日々の診療内容の充実に努めております。その中で、大学病院との連携を深め、特に福島医大第2外科学教室の竹之下教授のご高配をいただき、時折、教授やガンを含む特定疾患のスペシャリストに手術の際に来院していただいております。また手術の内容や患者さんの状況によっては、全身麻酔の手術の際に麻酔の専門医に来院していただいております。
さらに、呼吸器外科外来の開設、診療計画書(いわゆるパス)の積極的な導入、ガンの患者さんに対するケアの取り組みについて具体的に紹介し、お話させていただきます。
まず、呼吸器外科外来の開設についてお話しいたします。以前広報誌「かがやき」に痔核や痔ろう、直腸脱、肛門部ガンといった肛門疾患に対する専門外来を外科に開設し、外来診察および手術にあたっていることをご紹介しましたが、その後さらに、2008年に呼吸器外科外来を開設いたしました。東邦大学の加藤教授のご厚意をいただき、主に手術を要する胸部および呼吸器疾患の外来診察と手術にあたっていただいております。肺ガンの手術では、胸腔鏡を用いた鏡視下手術により手術の傷を小さくするなど、術後の回復を早めるために出来るだけ体に負担のかからないようにする、低侵襲の手術が当院で行われています。肺ガンのほか、肺に穴があいて肺が虚脱してしまう病気である気胸や、胸腺腫瘍といった胸部疾患が鏡視下手術で行われています。
次に、診療計画書(いわゆるパス)の積極的な導入についてお話しいたします。近年大学病院でも地方の病院でも等しく共有できる、標準化された治療指針(いわゆるガイドライン)や、診療内容が患者さんにとってメリットが本当にあるかを一つ一つ検証したもの(いわゆるエビデンス)に基いた診療計画書-パスによる診療の重要性が謳われていますが、当科ではガンに対する化学療法や手術後の病棟管理に多くのパスを導入し、効率のよい診療を行っております。また術後の早期の離床や入院日数の短縮を心掛けており、患者さんが手術後に出来るだけ早く回復し退院できるように努めております。
最後に、ガンの患者さんに対するケアの取り組みについてお話させていただきます。ガンの患者さんに対する化学療法では、専門の外来化学療法室を新設しました。通院しながらの化学療法においても、患者さんにとってより安全に効率よく出来るように取り組んでおります。緩和医療では、患者さんの身体的側面のみならず、ご家族の精神的、社会的側面も含めた生活の質(いわゆるQOL)の全人的、包括的な改善に、スタッフが一丸となって取り組んでおります。
当科としましてはこうした診療内容の充実により地域医療に貢献することで、当院での一役を担っていくと共に、今後とも地域の皆様の健康管理に、より一層努めてまいりたいと考えております。
ご清聴ありがとうございました。
(上記、平成22年12月14日ラジオ福島で放送内容録画)
文責 金澤
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福島県厚生農業協同組合連合会 福島県福島市飯坂町平野字三枚長1−1 TEL(024)554−3450 FAX(024)554−3483