以下の記事は、福島県厚生農業協同組合連合会(JA福島厚生連)「健康アドバイス」として、過去に掲載された情報のバックナンバーです。
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農家の皆さんへ

なごみの利用状況や概要
2016年9月放送
介護老人保健施設なごみ 支援相談員
馬場 さとみ

 皆様おはようございます。私は介護老人保健施設なごみで支援相談員をしております、馬場さとみと申します。本日はなごみの利用状況や概容をお話したいと思います。
 当施設は会津西部地域、人口約1万7000人の会津坂下町に在り、JA福島厚生連合会坂下厚生総合病院に併設しております。当施設は介護老人保健施設という種類の施設です。入院治療の必要が無く、介護を必要とする方のために、個々に合わせた医療ケアと日常生活サービス、リハビリテーションを提供し、日常生活能力を可能な限り回復・維持させて一日も早く自立し、家庭での生活ができるよう支援する施設です。そして長期入所、短期入所療養介護(通称ショートステイ)、通所リハビリテーションの、3つのサービスを提供しております。一言で長期入所と申しましても、様々なご利用の仕方が有ります。リハビリ目的で数か月のご利用の方もいらっしゃれば、家屋の新築のために利用される方もいらっしゃいます。ショートステイもご家族の休養を主な目的とし、合せて御本人のリハビリを目的とされる方もいらっしゃいます。通所リハビリテーションもリハビリの他入浴やレクリエーションを行います。
 なごみは現在1日当たり入所平均95名、通所平均17名の方にご利用頂いております。年間合計利用者数は平成27年度において、入所34589人、通所4271人の方にご利用頂いております。
 市町村別にご利用割合をみてみると、会津坂下町が半分の50%、次いで柳津町が1割、同じく会津美里町が1割の方にご利用頂いております。その他の市町村は会津若松市、喜多方市、西会津町、湯川村、金山町、昭和村、三島町等の方に入所利用して頂いています。長期入所に関して、必ずしも会津管内の方しかご利用いただけないわけでは有りません。介護保険において要介護1以上の認定を受け、介護保険被保険者証等で要介護状態であることが確認できればご利用頂けます。ショートステイは、当施設で送迎が可能な範囲の方は送迎させて頂きます。それ以外の地域の方も、ご家族様送迎でご利用いただいた方もいらっしゃいます。
 通所リハビリテーションについては、ここ数年、隣接する町村にデイサービスセンターが設立されたこともあり、会津坂下町の方が100%の割合でご利用頂いております。ですが、通所リハビリテーションも、当施設で送迎可能範囲であれば近隣町村の方もご利用頂くことが出来ます。
 ここで、当施設ご利用者様の特色についてお話します。長期入所の方の平均年齢は平成27年度において男性86歳、女性89.3歳です。同年の日本の平均寿命は男性80.5歳、女性86.83歳であり、男女とも、日本の平均寿命より平均年齢が高いことがわかります。
 次に、なごみご利用者様の要介護度の割合を申し上げます。長期入所では要介護3、4、5の方が合わせて75%と介護度が高い方のご利用が多いことがわかります。
 ショートステイを見てみましょう。ショートステイは要支援1や要支援2の方もご利用頂けます。なごみでは要介護3、4の方が合わせて58%と、やはり比較的介護度が高い方のご利用が多い状況です。
 通所リハビリテーションも要支援の認定を受けている方もご利用いただけます。通所リハビリテーションは要介護1、2の方が合わせて55%ご利用頂いています。当施設は高齢者の中でも、より年齢が高く介護度も高い方々が入所を利用され、介護度が比較的低い方が通所利用されていることがわかります。
 それでは、当施設のご利用方法についてお知らせしたいと思います。長期入所、ショートステイ、通所リハビリテーション、それぞれ支援相談員という職員が勤務しております。ショートステイと通所リハビリテーションは介護保険の要介護度により、利用限度額が決まっております。ご希望の際は担当ケアマネージャーさんとご相談の上、当施設担当支援相談員へご連絡下さいますようお願い申し上げます。また、長期入所は要介護度が確認できればお申し込み頂けます。長期入所御利用の方は直接施設へご連絡下さいますようお願い致します。
 今後ともよろしくお願い致します。